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昨年2回にわたり中国紀行を寄稿してくださった河野圭子さんの「台湾紀行」をお届けします。

中国に約3年お住まいの後、昨年秋台湾へお引越し。二つの中国での生活をあいついで経験なさっている圭子さんの見聞録です。MHA(病院経営学修士)をお持ちの圭子さんからは、以前にはメディケアのことでもご寄稿を頂きました。著作として「病院の外側から見たアメリカの医療システム」、「医療改革と統合ヘルスケアネットワーク」などがあります。

(ハインズのり子)

 


 

台湾紀行
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皆さんお元気ですか。昨年9月に広州(中国)から台湾の台北に引っ越してきました。今回は、台湾について紹介いたしますね。

台湾は、日本の南方に位置し、大きさは、日本の九州とほぼ同じ、人口は約2200万人で台北にはそのうちの約10%の人が住んでいます。少し硬い話になりますが、台湾の正式名称は、中華民国(Republic of China)です。中華人民共和国(People Republic of China)は、台湾を国家と認めず中国の一部と主張しています。詳しい経緯は省略しますが、現時点では、米国、日本、かなりの諸外国が台湾との正式な外交関係を結んでいませんので「・・交流協会」などという組織を設けてビザの業務等を代行しているようです。

一方で台湾は諸外国と経済を主とした実務外交を活発に行い、この数十年で奇跡的な経済発展を遂げました。 さらに台湾の生活環境や医療レベルが先進国と引けを取らない上、古き良き日本人を感じさせてくれるマナーや親日派が多いので住みやすい所です。

台北の町並みは、日本の下町風でその中にモダンな建物がポツポツ建っているという感じです。こちらでは、「ハーリー族(日本の物が大好きな台湾人たちの事を指す)」が単語になるほどの日本好き台湾人がたくさんいます。そのためでしょうか、町の至る所やテレビのコマーシャルに「日本で大人気の・・」、「日本技術・・」などの宣伝が目に付きます。他には、日本風の漢字表現や日本語発音をこちらの漢字の読み方で表記することが流行っています。ヒットだったのが薬の「新表飛鳴」です。「鳥が鳴く」なので、鳥に関係した生薬と思いましたが、正解は「新ビオフェルミン<新シン、表ビャオ、飛フェ、鳴ミン>」でした。「烏龍麺」は、日本の「うどん」の発音が烏龍<ウーロン>に似ているということで、日本のうどんを指します。

「所変われば品変わる」の例では、アメリカでお馴染みオートミールで有名なQuaker社の現地生産商品があります。ちなみにクエーカー社は、桂格<グアクア>と呼ばれています。オートミール製品のフレーバーは、北海道牛乳味/抹茶味があります。台湾で日本の地名?と不思議な感じがしますが、日本の地名を入れるとおいしそうに聞こえるらしく、クエーカー社に限らず台湾の食品メーカもよく日本の地名を商品名に入れています。

台北の食事事情に話を移します。台北にはまだ庶民的な食堂や屋台が至る所にあります。朝は、とてもリーズナブルな朝食専門店(早朝からお昼前まで営業)の豆乳、サンドイッチ(パンの耳を取った日本のサンドイッチに似ています)、お粥、揚げパンが大活躍。朝食店が閉まる頃バトンタッチで昼食店(夜まで営業)が開きます。薄味で日本人の口に合うものが多いですよ。私の大好物は水餃子。台北の水餃子は豚肉をベースにしてキャベツ味とニラ味の2種類で、ニンニク抜きが主流です。その他、「割包<グオ・バオ>」と呼ばれる豚マンの白い生地を厚めのナンのように丸く焼いて豚のばら肉とピーナツ粉を挟んだ台湾式ハンバーガー、「葱油餅<ツオン・ヨウ・ピン>」は、小麦粉の生地の葱焼きでヤミツキになる味。

3時のおやつは、豆花専門店で決まり!「豆花」は、豆腐を甘く柔らかくしたようなものです。ここでは、温かく甘い小豆に豆花、白玉、ゴマだんごを入れた「ぜんざい」のようなものが食べられます。夏場は、宇治金時や小豆、緑豆、山芋、蓮の実の入ったカキ氷が食べられます。台湾と言えばマンゴーの産地!マンゴーカキ氷は、まさに絶品!

台湾はとても安全で日本人にとてもフレンドリーなうえ美食天国!日本に帰国の際、ぜひ一度足を伸ばして台湾に来てくださいね!

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